ワールドサービスに入社を決めた理由について

私は約23年前、映画「ウエディングプランナー」を観たことがきっかけで、ウエディングプランナーという職業に憧れを抱きました。この映画では、新郎新婦だけでなく、家族や友人、その他多くの人々にとって幸せな1日を作るために、裏で奮闘するスタッフたちが描かれており、その情熱に心を打たれました。その頃、たまたま地元で買い物をしていた際、海沿いに建設中の真っ白でおしゃれな建物を見つけました。その場所は、まるで地元とは思えないほど素敵で、「自分はこの場所でウエディングプランナーになりたい」と強く思ったことが、入社のきっかけとなりました。一度は出産を機に育児に専念するために退職しましたが、育児が一段落した頃、当時お世話になった上司から「戻って来ないか」と声をかけていただきました。再びワールドサービスグループの一員として微力ながら貢献できればと思い、復帰し今に至っています。

仕事の内容と、仕事をする上で大切にしていること

現在、フォト事業部のSWITCH梅田店に所属し、ウエディングフォトに関する業務を行っています。私の業務内容は、スタイリストやサンプル撮影のディレクター、衣装の買付けや売上管理、そして後輩教育が主な役割です。仕事をする上で私が大切に思っていることは、「ひとりでは何も完成しない」ということを常に念頭に置いていることです。結婚式のプランナーも撮影のディレクターも、自分が思い描くものを形にするためには、たくさんの専門分野のスタッフが一つのチームとなることが不可欠です。決して自分ひとりの力だけでは新郎新婦を幸せにすることはできません。そのため、共に協力してくださる各分野のスタッフへの感謝の気持ちを持ち、業務にあたることを大切にしています。

これまでの仕事で、印象に残っていること

プランナー時代に担当した新郎新婦の結婚式での出来事が、特に印象に残っています。新郎様が自衛隊に勤務されており、多くの同僚の方々が出席されることから、彼らを活かしたオリジナルのパーティーを考えました。ガーデンパーティーの時間に、花嫁がショッカー軍団に攫われるというサプライズショーを企画し、新郎がロープを使って3階から降りて新婦を助けるという演出を行いました。実際の自衛隊訓練の一部を取り入れたことで、ゲストも盛り上がり、会場中が一つになりました。新郎新婦はもちろん、参加した全員にとって記憶に残る1日を作ることができたと感じています。準備がうまくいかず悩んだり、本番が成功するか不安でしたが、帰り際には多くのゲストからお褒めの言葉をいただき、嬉しい気持ちと、無理を承知で協力してくれたスタッフへの感謝の気持ちでいっぱいでした。

自身のキャリア、成長の場として

私は二人の子供を育てながら、ワールドサービスグループで勤務してきました。両立は大変なことも多く、子供が急に熱を出したり、学校の行事で休まなければならない日もありました。しかし、理解のある上司や同僚のおかげで、子育てを大切にしながら働き続けることができました。現在、子供たちが大きくなり手がかからなくなったため、次は子育て中のスタッフが働きやすいようにサポートする側に回りたいと考えています。このように、女性が多い職場だからこそ、互いの大変さを理解し、協力し合うという考えを持つ人たちがいるため、長く勤務しながらキャリアを積んでいける会社であると感じています。ワールドサービスは、私にとって成長の場であり、これからも仲間と共に成長し続ける環境を提供してくれる場所です。

業務の中での新しい挑戦について

結婚式を挙げたくても、さまざまな事情で行うことができず、フォトウエディングを希望されるカップルが多くいらっしゃいます。私は、そんな新郎新婦に対して、結婚式や披露宴に代わる新しい形の結婚式をフォトで提供したいと考えています。具体的には、フォト撮影に演出を取り入れた撮影を提案し、さらにフォトと家族との会食ができるプランもご用意しています。今後さらに挑戦したいことは、フォト+パーティープランの作成です。撮影後に、結婚式ほど費用をかけずに友人を呼んで気軽に楽しめる披露パーティーを提案したいと考えています。このように、一生に一度の特別な日を従来の常識や形にとらわれず、新しい形の結婚式として創り上げていきたいと思っています。

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